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地方創生の助っ人「地域活性化企業人」として、アウトドア事業を展開する会社「冒険の森」(大阪府能勢町)から、三重県いなべ市に派遣されている小林悟志さん(53)。森を教育の場として活用するプロジェクトをサポートするため、森林生態学や情報学の専門知識を生かして森林の植生を踏査している。計画は来年度に具体化する見込みで「森の中で刻々と移り変わる自然の緻密さを肌で感じ、感性豊かな子供になってほしい」と期待を込める。【松本宣良】
市立大安中学校(いなべ市大安町)にほど近い森林。伐採後に再生した二次林やスギ、ヒノキの植林が入り組み、鬱そうとした空間だ。市はこの森に木製の遊具を配し、遊び体験を通して集団行動を学べる機会を創出しようと計画している。その下準備として森の植生図を作るのがミッションで、市教育委員会の「特命監」として未利用の森を丹念に調べている。自然観察ができる散策路も構想されており、「森に入れば、季節は同じ春でも1…
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