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地域根ざすサークル活動 災害から子ども守る あべの親子防災部代表・益田紗希子さん(42)=大阪市阿倍野区 /大阪

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防災活動への思いを語る益田紗希子さん=大阪市阿倍野区で、石川将来撮影
防災活動への思いを語る益田紗希子さん=大阪市阿倍野区で、石川将来撮影

 乳幼児を抱える母親が災害時に自分やわが子を守れるよう、防災活動に取り組むママサークル「あべの親子防災部」を2019年11月、設立した。代表として、商店街にブースを設けて防災知識を伝え、災害時に危険な場所がないか街を見回る親子イベントを企画するなど、精力的に啓発に努める。

 防災への意識が芽生えたのは11年3月11日。当時住んでいた和歌山市の産婦人科で、初めての妊娠を告げられた。「お母さんになれる」。喜びもつかの間、突然揺れに襲われた。東北地方を中心に約2万2000人の死者・行方不明者を出した東日本大震災の発生だった。

 マグニチュード9・0の超巨大地震と知って驚いた。現場の様子を中継するテレビ画面にくぎ付けになった。海からあふれ出た津波が黒い塊になって街を飲み込む様子に、涙がこぼれた。映画を見ている感覚で現実感はない。ふいに、不安に襲われた。「私は子どもの命を守れる母親になれるだろうか」

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