民意、検察を動かす 菅原前経産相、検審指摘受け略式起訴

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 「政治とカネ」に注がれた厳しい民意が検察を動かした。有権者に寄付を繰り返したとして略式起訴された前経済産業相、菅原一秀元衆院議員(59)の公職選挙法違反事件。検察審査会の指摘に東京地検が重い腰を上げた形で再捜査を徹底し、当初の判断を翻した。

 「菅原議員が現金を持ってきませんでしたか」。今年4月ごろ、菅原元議員の選挙区の東京都練馬区にある神社を東京地検の検事が訪れた。神社の関係者は「今は断っています」と答えたが、数年前まで続いた「奉納金」を思い起こした。

 神社は隔年で地域の祭りを主催。菅原元議員側はいつも5000~1万円程度を置いていった。20年以上前から続く「慣習」だったが、数年前、公選法に抵触すると考えた神社側から受け取りを断った。奉納金を納めた人の氏名は境内に掲示する決まりだが、菅原元議員は断り続けたという。「違法な寄付になる可能性を分かっていたのでは」。この関係者は推測する。

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