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「いつまで日本で待てば?」 ワクチン・ツーリズムが話題に

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感染拡大が沈静化し、多くの観光客らでにぎわうタイムズスクエア=米ニューヨーク市で2021年5月6日、隅俊之撮影
感染拡大が沈静化し、多くの観光客らでにぎわうタイムズスクエア=米ニューヨーク市で2021年5月6日、隅俊之撮影

 新型コロナウイルスのワクチンを打って、ついでに観光も――。米国などで、観光客にワクチンを提供する「ワクチン・ツーリズム」が話題だ。各国間で生じたワクチン接種率の格差に目をつけた施策は、市場原理の生々しさを突きつける。そしてやはり、なかなか接種が進まない日本からも、ワクチンを求めて海外に向かう人たちがいる。この国にいたら、いつまでも不安なままだから。【大野友嘉子/デジタル報道センター】

家族は決断を後押し

 東京都在住のプログラマー、柴山匡保(まさやす)さん(36)は6月中旬、ワクチンを打つために渡米する予定だ。ニュージャージー州で暮らす父親の元に滞在するという。「縁もゆかりもない地に行くわけではないので、純粋な観光客ではないのですが……」。柴山さんはそう言いながら、説明を始めた。

 米国での接種を決意したのは、横浜市にいる妻の両親の接種予定が7月になったことを知ったからだ。「接種のスケジュールが進んでいないのでしょう。日本にいたら、いつ接種できるのか分からないと感じました」

 柴山さんの懸念は、実際にデータに表れている。オックスフォード大の研究者らが運営する統計サイト「Our World in Data」によると、米国で少なくともワクチンを1回接種した人は人口の51.2%(6月7日現在)。英国、モン…

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