連載

一筆半歩

世の中が半歩でもいい方向へ進めばとの思いを込めた記者コラムです。

連載一覧

一筆半歩

足を止めてはいけない=本間浩昭 /北海道

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 北方領土問題を考える時、日露間に国境線が初めて引かれた日露通好条約(1855年)以降の歴史で語りがちだが、川上淳・札幌大教授の近著「千島通史の研究」(北海道出版企画センター)を読んで認識を改めさせられた。

 この条約が結ばれる以前、島々は千島アイヌの生活圏だった。ラッコを追って南下する帝政ロシアと、曖昧だった北辺の勢力範囲を死守したい幕府が、国境という概念を持たないアイヌの頭越しに国境線を引いたの…

この記事は有料記事です。

残り302文字(全文502文字)

あわせて読みたい

注目の特集