県立病院医療事故 患者側と和解 賠償金1億4000万円支払い /福井

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福井県立病院での医療事故や訴訟の経緯を説明する子どもの父親=福井市宝永4で、大原翔撮影
福井県立病院での医療事故や訴訟の経緯を説明する子どもの父親=福井市宝永4で、大原翔撮影

 県立病院(福井市四ツ井2)は9日、2016年に鼠径(そけい)ヘルニアの手術を受けた子どもが術後に心肺停止となり、呼吸器に重い障害が残った医療事故を巡り、患者側が損害賠償を求めて起こした訴訟で、和解すると発表した。15日開会の県議会6月定例会で承認されれば、賠償金1億4000万円を支払い和解する。

 同病院によると、当時生後2カ月だった子どもは16年11月、腸などの内臓が腹腔(ふくくう)外に飛び出す鼠径ヘルニアの手術を受けた。病室に戻された後、一時心肺停止となり、小児科医が人工呼吸などを行ったが、呼吸器機能に障害が残り、人工呼吸器が常時必要となった。

 子どもと両親は17年12月、病院側の術後管理などに過失があったとして賠償を求めて福井地裁に提訴。地裁は20年11月、病院側が迅速に対処していれば子どもに障害は残らなかった可能性があるとの鑑定結果を示し、同12月に和解案を提示した。21年3月に双方が内諾した。

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