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大神神社(桜井市) 大和の国の一之宮 /奈良

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 <三輪山は大神神社のご神体>

 古代はご神体が鎮座する本殿はなく、神祭りの時に神奈備(かんなび)山と呼ばれる神聖な山の大きな岩などに神様をお迎えしてお祭りを行っていました。

 大神神社は神奈備山である三輪山がご神体です。大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を主祭神として、大己貴神(おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)の三柱をおまつりしています。拝殿だけで本殿がなく、ご神体を拝むという古い信仰形態を継承しています。拝殿奥の鳥居は横一列に三つ組み合わせた「三ツ鳥居」と呼ばれる独特な鳥居です。

 大神神社は大和の国の一之宮として古くから崇拝され、三輪山は大和の人たちの心のよりどころで、万葉集には近江遷都の時、三輪山が見えなくなることを悲しむ額田王の歌があります。大物主大神と大己貴神は出雲で国譲りをした大国主神(おおくにぬしのかみ)の別の呼び名で少彦名神は国譲りをお助けした神様です。少彦名神は酒や薬の神様でもあり、大神神社は酒造りの神様として信仰を受け、醸造所に飾られる杉玉は醸造安全祈願祭…

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