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高知県立牧野植物園は9日、名古屋市立大学の研究グループと共同で、キョウチクトウ科の植物の茎から抗がん作用が期待できる成分を発見したと発表した。川原信夫園長は「園が保有する植物資源が研究に貢献できたことは大きな意義がある」と喜んでいる。
共同研究したのは、植物園の水上元・前園長と、名古屋市大大学院薬学研究科の林秀敏教授らで構成するグループ。市大は細胞で起きている、異常なたんぱく質を除去して正常化させる「小胞体ストレス応答」に着目した。この作用が過剰に起きると糖尿病やがんの原因になることが分かっており、抑える物質を探していた。
植物由来で作用を抑える物質を探すため、植物園は作成・保存していた約700種類の植物のエキスを提供した。実験の結果、ミャンマーで採取したキョウチクトウ科の植物の茎から抽出した「ペリプロシン」という成分が有効であることを発見した。
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