髪が巻き付き、子どもの首・指を傷つける 虐待と区別難しい例も

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男児の首に傷ができたと考えられる状況
男児の首に傷ができたと考えられる状況

 子どもの首や指などに髪の毛や糸などが巻き付き、傷が付く事故が国内外で確認されている。国内では法医学の世界や児童福祉の現場などでもあまり知られておらず、巻き付きの可能性があったものの、虐待が疑われて児童相談所が子どもを一時保護したケースもある。専門家は「スマートフォンの充電器のコードなどでも傷ができるので注意が必要だ」と警鐘を鳴らす。【渡辺諒、石山絵歩】

 首や指などに髪の毛や糸などが巻き付き、締め付けられて傷がつくことは「ヘアターニケット症候群」と呼ばれる。血流が止まることで組織が壊死(えし)することもある。

 英医学誌ランセットに1978年、掲載された英リバプール病院の論文によると、髪を腰まで伸ばしていた母親が、髪を結ばずに寝ていたところ、背中側にいた…

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