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スタジアムの感染リスクは94%削減、残り6%は? Jリーグ

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映像を使ったマスク着用率などの調査=産業技術総合研究所提供
映像を使ったマスク着用率などの調査=産業技術総合研究所提供

 もう1年以上、サッカー・Jリーグの取材で目の前で選手の話を聞いていない。新型コロナウイルス下で動線は決められており、試合後はスタンドの記者席でパソコンを開き、オンラインで監督や選手に話を聞く。そんなJリーグは、スタジアムで感染リスクを94%削減できているとする調査結果を公表した。残り6%は何だろう。

 原則的に観客を入れて試合を開催しているJリーグではこれまで、観客のクラスター(感染者集団)は報告されていない。

 Jリーグは昨年10月以降、産業技術総合研究所(産総研)などと協力し、イベントの安全開催に向けた調査をしている。これまでスタジアム内の二酸化炭素(CO2)濃度やレーザーレーダーによる混雑具合の計測、選手・スタッフらが立ち入るエリアの密集・密接状態の計測などをしてきたが、今回は調査の「第3報」として、感染対策の効果について検証した。

 調査対象は、4月3日のJ1名古屋―FC東京戦(愛知・豊田スタジアム)と同11日のFC東京―川崎戦(東京・味の素スタジアム)の2試合。いずれも人気カードで、1万5000人超の観客が集まり、スタジアムの3分の1が埋まった。

 AI(人工知能)画像解析で確認したマスク着用率は2試合平均で94%。マスクをしていない子どもや、あごにかけただけの状態も「マスクなし」と認識される。これは過去に調べた計3試合と大差なかった。ただ、ハーフタイムは、飲食に伴いマスクを外す人が増えたため、83・5%に下がった。

 CO2濃度の計測では、客席やラウンジ等に「密」の状態は確認されなかった一方、トイレでは…

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