特集

東京オリンピック

東京オリンピックに関する特集ページです。

特集一覧

なでしこ、帰ってきた頼れる主将 熊谷「連係詰めていきたい」

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
【日本-ウクライナ】前半、相手選手からボールを奪う熊谷紗希(右)=エディオンスタジアム広島で2021年6月10日、藤井達也撮影 拡大
【日本-ウクライナ】前半、相手選手からボールを奪う熊谷紗希(右)=エディオンスタジアム広島で2021年6月10日、藤井達也撮影

 サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は10日、国際親善試合としてエディオンスタジアム広島でウクライナと対戦し、8―0で大勝した。

 約1年3カ月ぶりにDF熊谷が代表戦に帰ってきた。頼れる主将の存在感が際立ったのは、前半35分過ぎの攻防だ。

【日本-ウクライナ】後半、ゴール前で競り合う熊谷(4)=エディオンスタジアム広島で 拡大
【日本-ウクライナ】後半、ゴール前で競り合う熊谷(4)=エディオンスタジアム広島で

 自陣でのパスミスからウクライナのMFにボールが渡った瞬間、熊谷が間合いを詰めて体を当てた。ボールを奪って前へつなぎ、右サイドバックのDF清水の攻め上がりから日本はCKを獲得。その右CKからチーム3点目となるDF宝田の豪快なボレーシュートが決まった。

 東京オリンピックを目前に控え、日本の最終ラインは世代交代が進む。左サイドバックは代表の常連だった33歳の鮫島が今回の強化試合2試合のメンバーから漏れ、攻撃的ポジションもこなせる21歳の北村がその位置に入った。熊谷とセンターバックでコンビを組んだ宝田も21歳。18人と狭き門の東京五輪メンバーに食い込むため、所属する米国のクラブでFWからDFに転向した。複数ポジションができる上、170センチと上背もある。この日は魅力の一つであるシュート力を発揮した格好だ。とはいえ、若く伸び盛りである半面、粗削りな部分も目立つ。試合開始早々、宝田がマークを外されて相手にカウンターを許した場面があったが、最後は熊谷が立ちはだかった。

 30歳の熊谷は、FW岩渕とともに2011年のワールドカップ(W杯)優勝を知る数少ない選手になった。女子の欧州チャンピオンズリーグを5連覇したリヨン(フランス)を退団し、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)への移籍が発表されたばかりで、国際舞台の経験値は飛び抜けている。高倉監督は「普段から欧州の選手とやり、球際やボールへの寄せ方に慣れている。精神面でもみんなの話を聞く耳を持ち、明るい雰囲気を作ってくれる」と信頼する。

 「中2日」で迎える13日のメキシコ戦は五輪のメンバー選考で最後のアピールの場になるが、大黒柱の熊谷は「試合の入り方や球際の戦い方をよくしなければ本大会では勝てない。連係は詰めていきたい」。チーム力を高める貴重な機会として、攻守の細部を追求していく。【大谷津統一】

【東京オリンピック】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集