オリックス・T-岡田、3安打の活躍 「9度目の正直」5割復帰

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オリックスのT-岡田=京セラドーム大阪で2021年5月16日午前11時16分、石川裕士撮影 拡大
オリックスのT-岡田=京セラドーム大阪で2021年5月16日午前11時16分、石川裕士撮影

オリックス6―0巨人(10日・京セラ)

 オリックスが快勝し、勝率5割に復帰した。

 右翼ポール際に舞い上がった飛球に、京セラドームのファンは息をのんだ。オリックスの4番・T―岡田はスラッガーらしく確信していたのだろう。打席からほとんど動かず、バットを持ったまま飛んだ打球の行方を見つめていた。

 3点リードの五回1死一、二塁。1ボールからの2球目。左腕の高橋が投じた外角へ逃げる緩いスライダーに対し、体が開くのをこらえて引っ張った。飛距離十分の右越え7号3ランだ。「完璧。真っすぐに合わせていたが、うまく下半身が粘れた」と納得の一振りだ。一回には単打で3点先取の舞台を整え、三回には二塁打を放った。サイクル安打の快挙は逃したが、3安打の大活躍だった。

 2010年に33本塁打を放ってリーグ本塁打王に輝いた左のスラッガーは今年で33歳を迎え、ナインから「Tさん」と呼ばれる。開幕当初は調子が上がらなかったが、「打てる時もあれば打てない時もある」と慌てない。早めに球場入りしてバットを振り込んで調子を上げてきた。4番は前日に続いて今季2試合目。「後ろのラオウ(杉本)につなげたら何とかしてくれる」と自然体を貫いている。

 チームは、あと一つ勝てば勝率5割という試合でなかなか勝てなかったが、「9度目の正直」で4月1日以来の勝率5割復帰。交流戦の勝ち越しを決め、交流戦首位タイにも躍り出て、念願の「貯金」も見えてきた。【石川裕士】

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