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ベル・エポックでもう一度

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映画「ベル・エポックでもう一度」の一場面
映画「ベル・エポックでもう一度」の一場面

 イラストレーターとしての仕事を失い、妻(ファニー・アルダン)にも相手にされなくなってしまったヴィクトル(ダニエル・オートゥイユ)。そんな父を励まそうとした息子(ギョーム・カネ)からの贈り物は、戻りたい過去を映画のように再現する体験型のエンターテインメントサービスだった。1970年代に戻ったヴィクトルが、その体験で見つけたこととは?

 俳優として「タイピスト!」などに出演し、コメディアン、脚本家としての顔も持つニコラ・ブドス監督の下、フランスの名優が集結。ファンタジー色の濃い独創的な設定だが、細部まで作り込まれた時代の空気を伝えるレトロな映像により、しっかりと世界観が構築されている。視点を変えることでときめきと愛を再発見する人間ドラマとしては、紋切り型から抜けきれなかった印象も。このキャストをそろえたなら、ヴィクトルを中心にも…

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