希望新聞

東日本大震災 被災地の逸品 宮城・石巻 いしかわ かきあめ 殻の形まで「完全復活」

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 水あめの甘さの後に、「海のミルク」とも呼ばれるカキの濃厚な風味が口に広がる。大正時代から100年以上親しまれてきた宮城県石巻市民のソウルフードが今年、「完全復活」した。

 市内にあった「福田屋製菓」が売り出したのは1918年。80年代に別の会社が経営を引き継いだが、東日本大震災で工場が被災してしまった。レシピやあめの型が流され、生産は途絶えた。

 「故郷の味を失いたくない」。復活に動いたのが、市内でコーヒー販売業を営む「いしかわ」社長の石川光晴さん(66)だった。肝となるカキエキスは三陸産カキを1週間煮込んだもので、味を調えるために「金華塩(きんかしお)」も入れた。牡鹿半島の深層水を2週間たき上げ、手作業ですくった海水塩だ。

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