日英首脳、初の対面会談 英首相は五輪支持表明、中国巡り意見交換

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菅義偉首相(左)とジョンソン首相 拡大
菅義偉首相(左)とジョンソン首相

 英コーンウォールに滞在中の菅義偉首相は11日昼(日本時間同日夜)、同地で主要7カ国首脳会議(G7サミット)の開幕に先立ち、議長国・英国のジョンソン首相と約40分会談した。日本側の発表によると、両氏は中国を含む東アジア情勢について「率直な意見交換」を実施。サミットの成功に向けた連携を確認し、ジョンソン首相は東京オリンピック・パラリンピック開催を支持する考えを改めて表明した。

 両氏はこれまで電話で計3回協議してきたが対面の会談は初めて。ジョンソン首相は東京五輪・パラリンピックについて「大会の成功を確信している」と述べたという。

 インド太平洋地域に向けて5月に出港した英国軍の空母打撃群が年内に日本寄港を予定しており、菅首相は「歓迎する」と伝えた。英国側の発表によると、両氏は「日英の防衛協力にとって極めて重要な局面になる」との認識を共有した。日本寄港に合わせて予定される自衛隊との共同訓練に向け、調整を加速させることでも一致した。

 菅首相はまた、英国が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への加入を申請したことに歓迎の意向を伝達。東日本大震災を受けた日本産食品の輸入規制を撤廃するよう求め、ジョンソン首相は「真剣に検討したい」と応じた。両氏は、英国で11月に開催予定の国連気候変動枠組み条約の第26回締約国会議(COP26)に向けて、日英が協力する方針も確認した。【コーンウォール宮島寛】

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