福島第1原発の処理水 トリチウム濃度測定の結果判明前に海洋放出
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

東京電力福島第1原発の、海水で薄めた海洋放出直前の処理水について、東電はトリチウムの濃度の測定結果が出る前に流す方針を明らかにした。測定結果が出るまでに半日から1日程度かかり、その間に海水で薄めた処理水を保管する場所がないためだという。
原発の敷地内のタンクにたまっている汚染処理水には、64種類の放射性物質が含まれている。その水の7割は、トリチウム以外の濃度が国の放出基準を超えている。このため、多核種除去設備「ALPS(アルプス)」などの装置を使って、濃度を基準未満に下げることになっている。
それでも、トリチウムは技術的に取り除くのが難しい。このため、国の放出基準の40分の1に当たる1リットル当たり1500ベクレルを下回るよう、ポンプでくみ上げた海水が流れる中に処理水を混ぜ、100倍以上に薄める。海水を混ぜた水はそのまま海に流し、放出口で定期的に一定量を取り出して濃度を測定する。
この記事は有料記事です。
残り507文字(全文903文字)
時系列で見る
-
「光は必ずある」聖火リレー走った教諭が児童に伝えたかったこと
827日前 -
東海第2原発、避難計画策定中なのに「文書廃棄」 説明と矛盾も
829日前 -
全町避難の双葉町を巡るツアー開始 「当たり前の日常を感じて」
830日前 -
復興「諦めないのが激闘王」 ボクシング元3階級王者が聖火リレー
831日前 -
津波が襲った街 岩手・宮古に聖火 復興への思い胸にリレー
832日前 -
敦賀原発の審査資料書き換え 規制委の調査で見えてきたのは
834日前深掘り -
福島12市町村への移住・起業に資金支援 7月スタート 復興庁
834日前 -
宮城の復興住宅、単身高齢者が3割超に 関係者「見守り支援必要」
834日前 -
10年ぶりの教室、黒板に名前書き最後の別れ 福島・大熊町大野小
838日前動画あり -
福島第1原発の処理水 トリチウム濃度測定の結果判明前に海洋放出
838日前動画あり -
大川小で校長研修 遺族から「命を守る責任」学ぶ 宮城県教委
840日前 -
砂の像が浜辺でお出迎え 震災後初の海開き 宮城・大谷海岸
840日前 -
福島・浪江の津島小中学校閉校へ 震災前にあった9校すべてに幕
840日前 -
西宮市長室長のピアニスト「音楽の力を」 南三陸町支援へCD制作
843日前 -
被災3県ゆかりの農産物「宇宙旅行」 復興ミッション打ち上げ
843日前 -
語り部の記憶を後世に 宮城の津波伝承施設が6日に開館
844日前 -
震災再建支援金の返還命じる 住民敗訴確定 最高裁「公平保てず」
845日前 -
「福島から原発でない電気を」 いとうせいこうさんが始めた再エネ
848日前 -
福島で原発処理水会合 地元関係者、海洋放出の反対訴え
849日前