特集

第76期本因坊戦

本因坊文裕=井山裕太九段=に芝野虎丸王座が挑戦する第76期本因坊決定戦七番勝負に関する特集ページです。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

特集一覧

芝野王座が3勝目 「ヨミの力で圧倒」 本因坊戦第4局

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
第76期本因坊決定戦七番勝負第4局で本因坊文裕に勝利し、感想戦で対局を振り返る芝野虎丸王座=北九州市小倉北区のアートホテル小倉ニュータガワで2021年6月11日午後3時44分、上入来尚撮影
第76期本因坊決定戦七番勝負第4局で本因坊文裕に勝利し、感想戦で対局を振り返る芝野虎丸王座=北九州市小倉北区のアートホテル小倉ニュータガワで2021年6月11日午後3時44分、上入来尚撮影

 北九州市小倉北区のアートホテル小倉ニュータガワで10日から打たれていた第76期本因坊決定戦七番勝負第4局(毎日新聞社、日本棋院、関西棋院主催、大和証券グループ協賛、東アジア文化都市北九州実行委員会共催)は11日午後3時10分、挑戦者の芝野虎丸王座(21)が本因坊文裕(もんゆう)(32)=井山裕太九段=に124手で白番中押し勝ちした。

 芝野は対戦成績を3勝1敗とし、初の本因坊獲得まであと1勝となった。一方、歴代1位タイの10連覇を目指す文裕はカド番に追い込まれた。持ち時間各8時間のうち、残り時間は文裕22分、芝野3時間23分。第5局は21、22の両日、長野県松本市の松本ホテル花月で打たれる。

 1日目は序盤から早い進行となり、右辺での攻防に焦点が移った局面で打ち掛けとなった。

 2日目は午前9時すぎに再開。文裕の封じ手(83手目)は「16の十二」で、右辺で眼形を作る狙いの一手だった。その後、右辺での生きの確保を狙う黒と、石の連絡を図りながら激しく攻める白との接近戦が続く。形勢不明のまま昼食休憩に入ったが、休憩後に事態が大きく動く。黒113のノゾキの後の黒115のオシが控室でも予想外の一手で、「白がはっきりと優勢になった」との声が上がる。その後、芝野が的確な打ち回しを見せて優位に進め、黒の大石が死んで文裕が投了した。

 解説の王銘琬九段は「芝野王座がヨミの力で圧倒した一局で、充実ぶりがうかがえる内容だった。本因坊は大変な状況になったが、次局も真っ向からヨミ勝負を挑むと思う」と語った。

【武内亮、新土居仁昌】

芝野王座「成績は気にせず次へ」

 芝野虎丸王座の話 スコアの上ではリードすることができたのでよかった。(あと1勝だが)成績のことは気にせず、また次の対局に向けて頑張りたい。

本因坊文裕「仕切り直す」

 本因坊文裕の話 昼食休憩から再開した後の打ち方ではっきりだめにしてしまった。(10連覇に)後がなくなったが、仕切り直してベストを尽くしたい。

【第76期本因坊戦】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集