朝乃山6場所出場停止  虚偽報告を問題視、一方で将来性考慮 

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取組を前に一点を見つめ集中する朝乃山=西夏生撮影
取組を前に一点を見つめ集中する朝乃山=西夏生撮影

 コロナ下の外出禁止期間中に接待を伴う飲食店などを訪れていたことが明らかになった大関・朝乃山(27)=高砂部屋=に、6場所の出場停止などの処分が下った。

 数々の不祥事に対し、厳しい処分で再発防止を目指してきた日本相撲協会だが、今回の大関の軽率な行動を見れば成果につながっていないことは明らかだ。当初、角界の看板である大関の不祥事に協会内部では「責任は重い。辞めさせたくはないがどうなるか」と引退勧告など厳罰の可能性も示唆する声も上がっていただけに、コンプライアンス委員会の答申を受けた協会が将来ある朝乃山に「猶予」を与えた格好だ。「身内に甘い」と批判されても仕方ないだろう。

 今回、朝乃山は協会が定める新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反しただけでなく、うその報告や証拠隠滅を図ったことが問題視された。協会の聴取に対し、朝乃山は「事実無根」と否定し、協会も朝乃山の言葉を信じる形で一旦は夏場所の出場継続を認めた。しかし再度の協会の聴取で状況は一変する。関係者によると、またも朝乃山は否定したものの、携帯電話の位置情報などから外出の事実が明らかになると観念したのか、渋々…

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