露拿捕・稚内帰港 「自由に操業できぬ」 境界線が未確定 /北海道

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稚内港に戻り、関係者(手前)と話す底引き網漁船「第172栄宝丸」の乗組員ら=北海道稚内市で
稚内港に戻り、関係者(手前)と話す底引き網漁船「第172栄宝丸」の乗組員ら=北海道稚内市で

 稚内市の底引き網漁船「第172栄宝丸」が5月下旬にロシア当局に拿捕(だほ)された事件では、栄宝丸が日露どちらの排他的経済水域(EEZ)で操業していたかが争点となった。背景には両国間で合意した境界線が今なお存在しない現状がある。ロシア警備艇の「越境」も相次ぎ、漁師は「自由に操業できない」と憤りをあらわにする。

 「栄宝丸は日本のEEZ内で操業していた」。加藤勝信官房長官は3日の記者会見で違法行為はなかったと強調した。一方、ロシア外務省は栄宝丸がロシアのEEZ内で発見されたと発表。栄宝丸はロシア側の漁業規則に違反したとして罰金を科され、全額納付。境界を巡る双方の主張は平行線をたどる。

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