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私とは何者か

北九州市立美術館分館で開催中の「画家たちの自画像~藤田嗣治から草間彌生まで」の主な作品を紹介します。

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「画家たちの自画像」展から 作品紹介/4 自身の姿、写実的に描く /福岡

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 モイーズ・キスリング(1891~1953年)「自画像」笠間日動美術館蔵

   ◇  ◇

 ポーランド出身のキスリングは、花や女性像を得意とした。後年、フランスに帰化している。19歳でパリに出て、モンマルトルやモンパルナスで多くの芸術家と出会う。鮮やかな色彩と平面的で簡略化した作風で知られるが、本作は自身の姿を写実的に描いている。

 力強く大きな瞳は意思の強さを感じさせ、こちらに向けられた視線の鋭さもあり、一見、気難しそうな人物にも見える。しかし、実際のキスリングは明るく優しい性格で面倒見も良かったという。

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