どう見る新幹線の運転士離席 専門家「遅延にもう少し寛容に」

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東海道新幹線の「N700S」=愛知県大府市で、兵藤公治撮影
東海道新幹線の「N700S」=愛知県大府市で、兵藤公治撮影

 時速約150キロで走行中の東海道新幹線で5月、男性運転士(36)がトイレを我慢できずに約3分間運転席を離れた。JR東海の規定ではこのケースは指令所に連絡して列車を止める必要があったが、運転士は「止めて遅らせたくなかった」という。東海道新幹線の1列車当たりの平均遅延は12秒(2019年度)。定時運行が当然とされる中で起きた今回の問題。JR東海や、列車の運転経験がある人たちはどう受け止めたのか。【酒井志帆、佐久間一輝】

 今回の問題は5月16日午前7時33分、東京発新大阪行きの「ひかり633号」で起きた。JR東海によると、朝の点呼時、運転士に体調の異変はなく、乗務前にトイレも済ませていた。

 運転士が腹痛を感じたのは、同7時51分に新横浜を出て次の停車駅・小田原へ向かう途中のことだった。…

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