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「専門バカ」の使い方=永山悦子

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参院厚生労働委員会で質問に答える新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(左)。右は田村憲久厚生労働相=国会内で2021年6月8日、竹内幹撮影
参院厚生労働委員会で質問に答える新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(左)。右は田村憲久厚生労働相=国会内で2021年6月8日、竹内幹撮影

 ここまで専門家の一挙手一投足に注目が集まることは珍しい。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長だ。パンデミック(世界的大流行)の中で、オリンピックを開くことは「普通はない」と述べ、近くまとめる提言が開催の可否にかかわるのでは、と関心が高まっている。

 それに対し、政府は「自主的な研究の成果の発表」(田村憲久厚生労働相、後に「説明が不十分だった」と釈明)▽「別の地平から見てきた言葉」(丸川珠代五輪担当相)――と冷ややかだ。

 以前も紹介した「EBPM」という言葉がある。「Evidence Based Policy Making(証拠に基づく政策立案)」の頭文字だ。根拠のない行き当たりばったりの政策は…

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