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新時代のミュージアムとは 価値観支える意識を ICOMなどオンラインシンポ

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 ミュージアムが岐路に立っている。新型コロナウイルス禍では感染防止のため多くの博物館、美術館が休館を余儀なくされ「ミュージアムは不要不急なのか」という議論も呼んだ。同時に、時代の流れの中で資料の収集や保管、展示、研究といった従来の役割にとどまらない取り組みも求められ始めている。「国際博物館の日」(5月18日)に合わせ、日本博物館協会と国際博物館会議(ICOM)日本委員会が同月15日に開いたオンラインシンポジウム「博物館の未来・再生と新たな発想」では、当事者たちが新時代のミュージアムの姿を模索している様子を赤裸々に語り合った。

 「ユネスコのレポートによると、コロナ禍によって世界の90%以上の美術館、博物館が一時閉館を経験した」。グローバルな視点で現状を語ったのは、国際美術館会議(CIMAM)の会長を務める片岡真実・森美術館館長。「米国の美術館を中心に解雇、あるいは一時解雇が相次いだ」「メキシコでは国立美術館の予算削減が75%まで進んだ。展覧会など事業の実施が不可能になっている」。世界各地でコロナ禍がミュージアムに与えた…

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