仲邑菫二段、最年少タイトル挑戦なるか 15日から女流立葵杯準決勝
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第8期会津中央病院・女流立葵杯(日本棋院主催、毎日新聞社後援)の準決勝と決勝が15、16日に福島県会津若松市の「今昔亭」で行われる。出場するのは、上野愛咲美(あさみ)女流棋聖(19)▽牛(にゅう)栄子三段(22)▽加藤千笑(ちえ)二段(19)▽仲邑菫(なかむらすみれ)二段(12)――の4人。勝者は18日開幕の女流立葵杯三番勝負で藤沢里菜女流立葵杯(22)と対戦する。平均年齢18歳の若手棋士がそろった今回のタイトル戦で、最も注目が集まるのは中学生棋士の仲邑だ。プロ入り以来、最年少記録を次々と更新してきた仲邑が、藤沢が持つ最年少の女流タイトル挑戦権獲得記録(15歳11カ月)を更新できるか。
仲邑は2019年4月、史上最年少の10歳0カ月でプロ入り。1年目は17勝7敗、2年目は21勝17敗だったが、3年目の今年に入って成績が飛躍的に伸びている。勝利数は、13連勝と10連勝を含む25勝5敗(14日時点)で、上野と並んで全棋士中トップとなっている。3月には、史上最年少の12歳0カ月で二段に昇段した。本棋戦1回戦の小西和子八段(48)戦は、序盤苦しい局面もあったが、終盤に力強い打ち回しを見せて221手で勝利した。
仲邑は1月、日本棋院の関西総本部から東京本院に所属を変更。4月に中学生となった。急速に成績を伸ばしていることについて、…
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