ありそうでなかった「どら焼きの皮だけ」 失敗が生んだ人気商品

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どら焼きの皮はすべて手焼きされている=大阪府門真市常称寺町で2021年5月26日、長崎薫撮影
どら焼きの皮はすべて手焼きされている=大阪府門真市常称寺町で2021年5月26日、長崎薫撮影

 大阪府門真市の菓子製造業「花かんざし」が、「どらやきの皮だけ」を商品化して話題を集めている。どら焼きの主役はあん、だけにあらず。商品の産みの親、代表の小林秀之さん(53)は「僕の失敗から生まれた商品なんですわ」と笑う。【長崎薫】

 小林さんら3人の職人が、1枚ずつ丁寧に焼いては引っ繰り返していく。1日約800枚。小ぶりのどら焼きの皮はもっちり、しっとりしていて、一般的などら焼きとは異なる餅のような食感だ。「できたてを食べていただきたいので、作り置きはしません」という。

 同社は2018年設立。菓子問屋の営業職で30年以上勤務した小林さんが「何か手作りで販売したい」と考え、「お菓子作りの経験ゼロの自分でも、勉強してすぐにできるものは何かと考えたとき、台所に鍋と油があった」とひらめいたのがドーナツだった。そこから揚げ餅やもなかにもチャレンジ。「どら焼きも作ってみましたが、最初は不ぞろいの皮ばかりできてしまう。捨てるのももったいないので皮だけ売ろうと思ったんです」と経…

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