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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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敦賀原発の審査資料書き換え 規制委の調査で見えてきたのは

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日本原子力発電の敦賀原発2号機=福井県敦賀市で2020年10月、本社ヘリから木葉健二撮影
日本原子力発電の敦賀原発2号機=福井県敦賀市で2020年10月、本社ヘリから木葉健二撮影

 再稼働を向け、原子力規制委員会の安全審査中の日本原子力発電・敦賀原発2号機(福井県敦賀市)。真下にある断層に関する審査資料を日本原電が無断で書き換え、審査は行き詰まったままだ。その真相を探ろうと、規制委は昨年暮れから、東京・上野の日本原電本店に異例の立ち入り調査を繰り返してきた。この半年間の調査の進展を追った。【塚本恒/科学環境部】

原子炉建屋下の断層は…

 安全審査の最大の焦点は、2号機の原子炉建屋の真下を通る断層が「活断層かどうか」だった。活断層なら運転は認められず、廃炉を迫られることになる。日本原電はこれまで「活断層ではない」と主張している。その根拠を審査資料に記載して、審査会合の度に提出してきた。

 ところが、規制委は以前の資料と照らし合わせて、用語が書き換わっていることに気づいた。2020年2月の審査会合で、日本原電が無断で用語の書き換えや文章の削除をしていたことを明らかにし、「非常に問題が多い」と断じた。

 具体的には、こうだ。資料には、敷地周辺で掘削した地質データが示されていた。地層が固まっていない状態の場合、「未固結(みこ…

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