川崎町の「魚楽園」巡る補助金不正受給 造園会社実費、町が倍額で申請 通算6年分 所有者調査で判明 /福岡

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室町時代に雪舟が築いたとされる国指定名勝庭園「藤江氏魚楽園」の入り口付近
室町時代に雪舟が築いたとされる国指定名勝庭園「藤江氏魚楽園」の入り口付近

 川崎町安真木の国指定名勝庭園「藤江氏魚楽園」を巡る補助金の不正受給問題で、園側が田川市内の造園会社に頼んだ庭木剪定(せんてい)などの実費が2012~19年度の中の通算6年間で約490万円だったにもかかわらず、町が計約1000万円かかったとする領収証を添付して県への補助金申請に使っていたことが、関係者への取材で判明した。県は6月下旬をめどに町職員らに事情を聴く方針。園を現在管理する所有者は「全容が明らかになるまで魚楽園は開園しない」としている。【荒木俊雄】

 町教委の5月6日の記者会見によると、19年度の県の補助金(半額助成)を申請する際、剪定などの実費は、この業者と除草作業した田川郡内の個人3人の手数料として計133万8000円かかった。だが、文化財担当の社会教育課の男性係長が業者からの領収証を偽造するなどし、申請限度額の289万8000円かかったよう県に申請した。

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