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古賀攻専門編集委員の政治を中心としたコラム。

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コロナ禍と功利主義=古賀攻

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 神戸大の梶谷懐(かい)教授(51)が知人の市民講座に来て話をするというので、神戸まで出かけた。共著「幸福な監視国家・中国」(NHK出版新書)を2年前に出した中国経済の専門家だ。

 この本が注目されたのは、中国式デジタル監視社会を暗黒のディストピアと一方的にはとらえず、人びとが利便性と引き換えに受け入れている構造を掘り下げた点にある。新型コロナウイルスの登場で一層進化した監視テクノロジーの持つ意味を聞きたかった。

 演題は「コロナ禍を『封じ込めた』中国」。ウイルスの発生源でありながら、中国の被害は世界的に見て圧倒的に少ない。

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