涼しさ呼ぶ夏の味覚 奈良・吉野の葛がピンチ 「掘子」わずか数人

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葛粉(くずこ)から作られる夏の味覚・葛切り=東京都港区で2010年7月26日、久保玲撮影
葛粉(くずこ)から作られる夏の味覚・葛切り=東京都港区で2010年7月26日、久保玲撮影

 夏の味覚・葛(くず)餅や葛切りなどに使われる奈良県吉野地方名産の葛粉「吉野の葛」が危機に直面している。山中に自生するクズの根を採取する「掘子(ほりこ)」が県内数人レベルまで減り、本来の原料である県産葛の入手が難しくなっているのだ。奈良県吉野地方周辺で精製されたことを示す地域団体商標の「吉野葛」「吉野本葛」でも、使われる原料葛は中国産や九州産が大半を占める。精製も原料も純県内産の吉野の葛は幻となってしまうのか。

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