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五輪有観客がきっかけで我慢も限界に? 人流増のリスク、専門家危惧

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新型コロナウイルスの感染症対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合後、感染状況の分析評価について説明する座長の脇田隆字・国立感染症研究所長(中央)=東京都千代田区で2021年6月16日午後0時26分、矢澤秀範撮影
新型コロナウイルスの感染症対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合後、感染状況の分析評価について説明する座長の脇田隆字・国立感染症研究所長(中央)=東京都千代田区で2021年6月16日午後0時26分、矢澤秀範撮影

 政府が東京オリンピックを有観客で実施する調整に入ったことで、新型コロナウイルス感染症対策はさらなるリスクをはらむことになる。厚生労働省に対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード(AB)」は16日、観客ありで開催した場合、無観客と比べて感染者数、重症者数がともに大きく増える傾向にあるとの試算を示した。観客の有無は政府や大会組織委員会にとって重要だが、長引く自粛生活を強いられる国民からの反発は必至だ。

変異株の影響、無視できず

 「今、宣言を解除したら次の宣言まで1カ月も持たないのではないか。今後、感染者がどのぐらい増えるのか。(東京1日当たり)1000人、2000人を超え、宣言を発令した時に無観客や中止という判断をできるのか」。ある感染症の専門家はつぶやいた。

 国立感染症研究所が公表した試算では、観客を入れて五輪を開催すると、インドで確認され、感染力が強いとされるL452R変異株の影響が大きいパターンでは感染者が短期間で急増し、影響が小さいパターンでも増加する傾向が、ABの会合に示された。

 また試算は、観客ありと無観客、人出の増え…

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