FRB、ゼロ金利の解除時期を前倒し 金融緩和の出口戦略に一歩

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米連邦準備制度理事会(FRB)本部=米ワシントンで
米連邦準備制度理事会(FRB)本部=米ワシントンで

 米連邦準備制度理事会(FRB)は16日に公表した経済・金利見通しで、2023年末までに2回の利上げをするシナリオを示した。新型コロナウイルス禍からの景気回復と物価上昇が進む中、従来は24年以降としていたゼロ金利の解除時期が前倒しとなる。米国債などを買い入れる量的緩和の縮小についても今後議論に入り、金融緩和の出口戦略に一歩踏み出した。

 16日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融政策の現状維持を決定した。

 21年の経済成長率は1984年(7・2%)以来の高成長となる7・0%と予測し、3月の前回見通し(6・5%)を上方修正した。21年の物価上昇(インフレ)率見通しは年3・4%(前回2・4%)に大幅に引き上げた。22年は2・1%、23年は2・2%と見込み、FRBが目標とする「平均2%」の水準に収束すると見込んだ。

 ただ、足元のインフレ率は2%を大幅に上回っている。5月の消費者物価指数(CPI)は…

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