琵琶湖のアメリカナマズ根絶か 瀬田川上流で20年秋から捕獲ゼロ

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滋賀県水産試験場で繁殖させたアメリカナマズの幼魚。体長が40センチ近くあり、もうすぐ成魚になるという=彦根市の県水産試験場で2021年5月14日午前10時59分、庭田学撮影
滋賀県水産試験場で繁殖させたアメリカナマズの幼魚。体長が40センチ近くあり、もうすぐ成魚になるという=彦根市の県水産試験場で2021年5月14日午前10時59分、庭田学撮影

 琵琶湖につながる瀬田川の洗堰(あらいぜき)上流で、繁殖が懸念されていた特定外来生物のアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)が、2020年秋以降、1匹も捕獲されていない。滋賀県水産試験場は「駆除が功を奏し、生息数を抑制できている」とみており、琵琶湖でのアメリカナマズ根絶に近づいた可能性がある。ただ、洗堰下流での繁殖は続いており、同試験場は「手を緩めると再び繁殖する」と警戒、調査・駆除を継続し状況を見極めるとしている。

 環境省などによると、アメリカナマズは北米原産で、食用として1971年に日本に輸入された。大きいものは1メートルを超えるという。一部地域では今も養殖されている一方、茨城県の霞ケ浦や、京都、大阪両府、奈良県の淀川水系で自然繁殖が確認されている。生態系を脅かすだけでなく、ワカサギやアユ、エビなどを食べて漁業被害をもたらす恐れがある。背びれ、胸びれの鋭いトゲで、漁業従事者らが負傷することもある。

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