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山形県沖地震2年/上 学習成果、地域に還元 中学生が被災地で「体験」 /山形

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東日本大震災の被災地を訪問して体験した内容を、新聞形式でまとめた3年生=山形県鶴岡市立豊浦中で2021年5月24日、長南里香撮影
東日本大震災の被災地を訪問して体験した内容を、新聞形式でまとめた3年生=山形県鶴岡市立豊浦中で2021年5月24日、長南里香撮影

 「津波被害の恐ろしさと被災者の苦しみは、実際に(現地に)行ってみないと分からない」。鶴岡市立豊浦中学校(沓沢誠校長)3年の加藤啓泰さん(14)は強調する。

 日本海沿岸部近くにある同校。1年生は東日本大震災の翌年の2012年から、被災地の経験や教訓を学ぼうと、毎年5月、児童らが犠牲になった岩手県の石巻市立大川小学校などを日帰りで訪ねる「命の学習」を続けている。加藤さんも、現地に実際に立ったことで、防災に対する意識を強めた一人だ。

 加藤さんは、訪問1カ月後の19年6月18日夜、鶴岡市などで震度6弱を観測した県沖地震に直面した。「率先して避難することの重要さを感じた」。佐藤優希さん(14)は、地震直後、乗用車で避難しようとした家族を制止し、徒歩で避難した。「津波は来なかったけれど、被災地を見てきた体験が教訓になった。高いところにすぐに逃げるという意識を忘れない」と話す。

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