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陸上 ケンブリッジ、秘策はトレーナー フィギュア五輪銅・高橋を指導 渡部文緒さん

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フィギュアスケート男子の高橋大輔の元トレーナーである渡部文緒さん(右奥)の指導を受けてトレーニングするケンブリッジ飛鳥=渡部さん提供
フィギュアスケート男子の高橋大輔の元トレーナーである渡部文緒さん(右奥)の指導を受けてトレーニングするケンブリッジ飛鳥=渡部さん提供

渡部(わたなべ)文緒(のりお)さん

 5年前、彼はヒーローになった。リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレーで銀メダルに輝いたケンブリッジ飛鳥(28)=ナイキ。今夏の東京オリンピックに向けては苦しい状況だが、逆転での100メートル代表入りへ、意外なパートナーが支えている。

 2016年8月19日、リオ五輪男子400メートルリレー決勝。アンカーのケンブリッジは「世界最速」のウサイン・ボルト(ジャマイカ、17年に現役引退)と並走した。途中で突き放されたが、銀メダルを獲得。ジャマイカ出身の父、日本人の母を持つスプリンターは一躍「時の人」となった。多くのCMに起用されるなどスポーツ界の枠を超えた存在になった。16年末にはプロ転向を発表し、さらなる飛躍が期待された。

 だが、17年夏以降は「満足いく記録でなかなか走れない」悔しさが続いた。17年世界選手権は日本が銅メダルに輝いた400メートルリレー決勝でメンバーから外れた。19年は世界選手権のスタートラインに立つことさえできなかった。けがにも泣き、19年夏までに桐生祥秀(日本生命)、サニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)、小池祐貴(住友電工)に100メートルの「9秒台」でも先を越された。

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