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種田山頭火(1882~1940年)は、尾崎放哉と並んで「自由律俳句」の二大巨頭として名が知られている。日本で1000年以上受け継がれてきた5音と7音のリズムを排し、季語も必要としない、まさに型破りで自由な「自由律俳句」。実は山頭火と同じ時代に生きた自由律俳人は全国各地にいたのだが、現在はその中で山頭火と放哉の人気が抜きんでて高い。
山頭火の場合、放浪の旅を続けた生き方も人気の理由の一つだろう。だが、句それ自体にも、今なお色あせない魅力があるはずである。
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