近大医学部教授がタワマン賃料年240万円取得、無断設立研究会から

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
近畿大医学部=大阪狭山市で、木島諒子撮影
近畿大医学部=大阪狭山市で、木島諒子撮影

 近畿大学医学部(大阪狭山市)形成外科の磯貝典孝教授が地域の関連病院などと研究会を設立し、自らが所有するタワーマンションの一室を研究会の活動で使う名目で、会費収入から年間240万円の賃料報酬を得ていたことが明らかになった。使用実態はなかったといい、私的流用の疑いがある。研究会名義のクレジットカードも作成。会費を飲食費にも充てていた。大学はこうした研究会の設立を認めておらず、会費の使途などについて調査を始めた。

「活動実態ほとんどない」

 この研究会は「近畿大学形成外科再建・再生医学研究会」で、教授が10年以上前に大学に無断で設立した。会員は、形成外科の勤務医と勤務医らが派遣されている地域の病院院長ら。会則によると、会員間の医療情報の交換や共同研究による学術の向上を目指すことを目的とし、年1回研究会を開催するなどとしているが、研究会が開かれない年も少なくない。関係者は「会としての活動実態はほとんどない」と明かす。

 内部資料によると、近年では各病院から会費や協賛金として年間600万~800万円の収入があった。事務局は形成外科の医局としているが、教授は2019年に自宅とは別のタワーマンション32階(大阪市北区)の一室を購入。会の活動に使うとして、研究会と賃貸契約を結ぶ形で年に240万円の報酬を得ていた。

この記事は有料記事です。

残り988文字(全文1543文字)

あわせて読みたい

注目の特集