- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

<多士彩々(たしさいさい)>
6月中旬。小さく白い春ソバの花が、秩父市の南西部、旧荒川村の野を彩る。生産するのは「農事組合法人ちちぶあらかわ」。組合長の江田治雄さん(69)は物心ついたころからおいしいと食べてきた「荒川在来」の品種を、もっと地域で食べてもらいたいと願いながら育てる。【山田研】
「荒川在来」種、広めたい
――荒川のソバの花は年に2回、見られますね。
◆今、咲いているのは春ソバで、秋ソバの花は9月下旬ごろから。二毛作です。3月ごろから大型機械で畑を耕し、4月末に種をまきます。5、6月は除草です。花が咲くのは2~3週間。7月20日ごろに刈り取りです。8月に入るとまた耕運が始まり、お盆明けの20日前後に秋ソバの種をまいて、10月末ですね、刈り取りは。
この記事は有料記事です。
残り1262文字(全文1595文字)