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越前和紙の紙すき職人兼デザイナー 谷口美紗貴さん(26) 進化する伝統、より身近に /福井

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谷口美紗貴さん=越前市大滝町で、横見知佳撮影
谷口美紗貴さん=越前市大滝町で、横見知佳撮影

 デザイン事務所勤務のデザイナーから、越前和紙の山次製紙所(越前市)に転職して一人前の紙すき職人を目指す。紙すきの修業をしながらその魅力をより多くの人に伝えようと商品のデザインにも力を入れる。

 学生時代にグラフィックデザインを学び、2017年に入社した福井市内の事務所では、越前市の伝統工芸をPRするイベント「千年未来工藝(げい)祭」のスタートに関わった。同市の伝統工芸である越前和紙、越前打刃物、越前箪笥(たんす)の生産に携わる若手職人との交流の中で、「パソコンと向き合ってデザインをするだけでなく、手を動かしてものを作るのは楽しそう」と興味が湧いたという。

 中でも、山次製紙所が掲げる「敷居の高いとされる伝統工芸だからこそ生活の中で使ってもらい、進化し続けたい」という方針にひかれた。実際に働いている職人に話を聞くと、同社は和紙を使った茶缶など新しい物に挑戦し続けていた。これまで学んできたデザインの知識も活用できると考え、転職を決意した。

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