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感染対策が強まる一方で、子供たちの健康や発育、居場所が脅かされる事態も。教育現場の戸惑いや新たな取り組みを取材しました。

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「非常事態宣言」高松の施設臨時休館 子育て支援、不要不急ではない コロナ禍、親子の孤立化懸念 /香川

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NPO「まんまるサポート」が開催した親子向けのピザ作り教室。子供たちが自ら切った野菜をトッピングした=香川県高松市宮脇町2で、西本紗保美撮影
NPO「まんまるサポート」が開催した親子向けのピザ作り教室。子供たちが自ら切った野菜をトッピングした=香川県高松市宮脇町2で、西本紗保美撮影

 「なぜ、市民のための施設を急に閉めたのか」。新型コロナウイルスの感染が急拡大し、県独自の「非常事態宣言」が発令された5月。高松市では子育て支援の拠点になっている市内52カ所のコミュニティーセンター(コミセン)など多くの市の施設が約2週間にわたって臨時休館した。

 2020年4月から高松市内外でひとり親家庭への食品配布や相談を行っている団体「ひとり親パートナーズ」事務局の大美光代(てるよ)さん(41)は、配布会場のコミセンを全面休館とした市の対応に疑問を投げかける。

 代替施設はすぐには見つからず、5月16日はコミセンの外で袋に入った野菜などを手渡した。普段はスタッフが利用者から悩みなどを聞いているが、この日はそうした時間は限られた。「行き場を失った親子が、ウイルスではなくストレスに追い詰められるリスクもある。公的施設こそ感染対策を徹底した上で『最後の砦(とりで)』として開けてほしい」と訴える。

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