台風19号で被災、移動式図書館車 「モトム号」一新、再始動 学校、幼稚園など巡回 本宮市 /福島

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新しくなったモトム号を見に集まった市民ら=福島県本宮市のしらさわ夢図書館で2021年6月20日、磯貝映奈撮影 拡大
新しくなったモトム号を見に集まった市民ら=福島県本宮市のしらさわ夢図書館で2021年6月20日、磯貝映奈撮影

 本宮市で20日、2019年10月の台風19号で被災し、廃車となっていた移動式図書館車「モトム号」が新しくなり、市民にお披露目された。今後は市内の小学校や幼稚園、保育園などを巡回する予定だ。

 同市のしらさわ夢図書館によると、以前の移動式図書館車は台風19号で長時間浸水し、エンジンなどが故障。修理しても使える状態ではなかったため、やむを得ず廃車になったという。だが、多くの市民に読書を楽しんでもらうための広告塔として活用したいと市が新たな車を購入。1年8カ月ぶりに再始動することになった。

 この日は、中央公民館、みずいろ公園など市内の主要施設複数カ所を回り、市民に新車での活動再開を知らせた。集まった人々は記念に写真を撮ったり、記念品をもらったりしていた。

 モトム号は、学校など教育施設を中心に、要望のあった場所に月に2回程度のペースで出向く予定だという。【磯貝映奈】

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