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18遺跡を紹介 「発掘された日本列島」展の魅力に迫る /後編

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下原洞穴遺跡(鹿児島県天城町)で出土した「南島爪形文土器」。7000年前の縄文土器
下原洞穴遺跡(鹿児島県天城町)で出土した「南島爪形文土器」。7000年前の縄文土器

 東京・両国の江戸東京博物館で開催中の「発掘された日本列島2021」展(文化庁など主催)。後編は、「新発見考古速報」のコーナーについて。今回は、縄文時代から江戸時代まで、14のテーマで全国の18遺跡が紹介されている。そのいくつかから、これはという一品を探してみた。【伊藤和史/学芸部】

ミッシングリンク発見か?!

 まずは鹿児島県天城町の下原洞穴(したばるどうけつ)遺跡。奄美大島の南、徳之島に位置し、縄文時代のものだ。ここから縄文時代の初めに当たる草創期の土器、「隆起線文土器」が出た。幅数センチ程度の土器のかけらではあるが、今回、大注目の遺物の一つになっている。放射性炭素年代測定によれば、1万5000年前という古さ。従来、奄美群島最古の土器は、7000年前の「南島爪形文(なんとうつめがたもん)土器」とされて…

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