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快進撃のオリックス、秘密は中嶋監督の「絶妙な距離感」

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練習後のボール拾い中、高卒2年目の紅林と話すオリックスの中嶋監督(左)=京セラドーム大阪で2021年6月13日午前10時55分、石川裕士撮影
練習後のボール拾い中、高卒2年目の紅林と話すオリックスの中嶋監督(左)=京セラドーム大阪で2021年6月13日午前10時55分、石川裕士撮影

 プロ野球パ・リーグでオリックスが快進撃を見せている。日本生命セ・パ交流戦で11年ぶり2度目の優勝を果たし、6月20日には同率ながら7年ぶりに首位に浮上。翌21日には10年ぶりの9連勝で単独首位に立った。2年連続最下位に沈んでいたチームを活性化させたのが就任1年目の中嶋聡監督(52)。打者の潜在能力を引き出す起用が当たっている。背景には、悩める選手たちとの「絶妙な距離感」があった。

 今月9日の京セラドーム大阪。巨人戦前の練習で、中嶋監督が6年目の右のスラッガー、杉本と話し込んでいた。杉本は昨季まで計76試合の出場にとどまっていたが、今季は持ち味の一発に加え、確実性も兼ね備えたことで中軸に定着。ただ、開幕から2カ月が過ぎ、打率3割を切るなど調子を崩していた。

 「年間通してずっと良い状態が続くわけない。誰でも絶対、疲れてきたり、感覚がおかしくなったりする時がある。そこを粘っていけよ」

 杉本はこう諭されたという。考え込みやすい性格だけに「僕が悩んでいるのを察して声を掛けてくれた」と感謝し、「良い時はそっとしておいてくれる。悪くなった時に、僕が言ってほしいことを言ってくれる」という。…

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