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沖縄戦

「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から77年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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どういう経過をたどった? 激戦は中部から南部へ

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Q:太平洋戦争末期の沖縄戦で、日米両軍の戦いはどういう経過をたどったの?

A:米軍は1945年3月26日に沖縄本島の西に浮かぶ慶良間(けらま)諸島に上陸。4月1日には現在の読谷(よみたん)村や嘉手納(かでな)町あたりの沖縄本島中部の西海岸に上陸しました。日本軍の攻撃はほぼなく、この日のうちに約6万人もの兵士が「無血上陸」しました。その後、米軍は沖縄本島を南北に切り離して進攻します。

 これに対し、日本軍は4月6日以降、九州などから航空機による米艦船への大規模な特攻作戦を開始。戦艦「大和(やまと)」も海上特攻に出撃しましたが、7日に鹿児島県沖で撃沈されました。沖縄の日本陸軍第32軍は沖縄本島中部の高地に陣地を構え、米軍に応戦しました。4月中旬以降、約40日間に及ぶ一進一退の激戦が現在の宜野湾(ぎのわん)市、浦添(うらそえ)市などの一帯で繰り広げられましたが、米軍は戦闘を制し、5…

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