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没後200年・伊能忠敬を歩く

2018年は伊能忠敬が没して200年。ゆかりの地を記者が訪ねました。

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没後200年・伊能忠敬を歩く

/34 短い測線の先に寺社 統治に不可欠な公共機関

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小野神社=東京都多摩市で、広瀬登撮影
小野神社=東京都多摩市で、広瀬登撮影

 伊能図を眺めていると、主な街道から分かれる短い測線がちらほら見られる。その「支線」の先をたどっていくと、寺や神社に行き当たる。例えば、国立国会図書館所蔵の大日本沿海輿地(よち)全図の第95図「上野・信濃」では妙義山のふもとの妙義神社(群馬県富岡市)まで、第99図「相模・伊豆・駿河」では天狗(てんぐ)伝説が伝わる大雄山の最乗寺(神奈川県南足柄市)の門前まで測線が延びている。

 今の東京都や神奈川県の一部を収める第90図「武蔵・下総・相模」でも、日野宿から南東に分かれる測線が目に入る。「終点」に描かれているのが、小野神社(東京都多摩市)。現代の地図と見比べながら、伊能忠敬が歩いた地を訪れた。

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