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浜崎洋介、古川勝久、上田岳弘、長島有里枝、小田島恒志、マヒトゥ・ザ・ピーポーの各氏が交代でつむぐコラム。

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北朝鮮のサイバー犯罪=古川勝久(安全保障問題専門家)

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安全保障問題専門家の古川勝久さん=本人提供
安全保障問題専門家の古川勝久さん=本人提供

 東京のJR新宿駅南口から5分強歩くと巨大マンションがある。過去、ここを拠点とした闇金業者やオレオレ詐欺の犯罪集団が摘発され、殺人事件が起きたこともある。賃料が安く、数多くの企業がここに登記する。うち一社が、ミャンマーとの事業を主とする零細企業だ。その代表取締役A氏は、精悍(せいかん)な顔立ちで短い白髪の人物だ。彼は現地で、国際協力機構(JICA)から支援を受けた日本の建設会社の事業にも協力したことがある。

 A氏が、バングラデシュとスリランカの警察当局の捜査線上に浮かんだのは2016年のことだ。同2月4日、バングラデシュ中央銀行がサイバー攻撃を受けて、約9億5000万ドル相当の資金が強奪されそうになった。後に米連邦捜査局は、これを北朝鮮ハッカー集団「ビーグルボーイズ」による犯行と断定した。

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