女性×テクノロジー フェムテック普及に法の壁 「生理用品は白」/「医薬部外品」から除外も
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女性の心身の健康課題をテクノロジーで解決する「フェムテック(Femtech)」の認知度が日本でも上がってきた。フェムテックに参入する国内企業数が急増した2020年は「日本のフェムテック元年」と呼ばれる。だが、さらなる広がりには課題もある。
「生理処理用品は白色であり、においはほとんどなく、異物を含まない」「生理用のナプキンは、一般に使い捨てである」。厚生労働省が通知する「生理処理用品製造販売承認基準」など、生理用品関連の法令にはこんな文言が並ぶ。
日本では、医薬品を製造販売する事業者は医薬品医療機器法(薬機法)に基づき、都道府県や厚労省の承認を得る必要がある。国内で広く流通している生理用の紙ナプキンは薬機法上の「医薬部外品」。こうした法律上の分類に適合すると認められて初めて「経血を吸収する」「漏れない」といった表現で製品の効果や効能をうたうことができる。
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