沖縄慰霊の日・全戦没者追悼式 菅義偉首相のあいさつ全文

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沖縄全戦没者追悼式にビデオメッセージを寄せた菅義偉首相=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2021年6月23日午後0時40分、平川義之撮影
沖縄全戦没者追悼式にビデオメッセージを寄せた菅義偉首相=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2021年6月23日午後0時40分、平川義之撮影

 令和3年・沖縄全戦没者追悼式が執り行われるに当たり、沖縄戦において、戦場に倒れた御霊(みたま)、戦禍に遭われ亡くなられた御霊に、謹んで哀悼の誠を捧(ささ)げます。

 先の大戦において、沖縄は、凄惨(せいさん)な地上戦の場となり、罪もない民間人を含め、20万人もの尊い命が失われました。人々の平穏な暮らしは、にわかに戦乱の渦に巻き込まれ、この地の誇る美しい自然、豊かな文化も、情け容赦なく破壊されました。多くの子供たちの命が奪われた対馬丸事件のような耐えがたい出来事もありました。

 沖縄戦から76年を迎えた今、私たちが享受している平和と繁栄は、犠牲となった尊い命と、沖縄の人々の筆舌に尽くしがたい苦難の歴史の上に築かれたものです。平和の礎(いしじ)に刻まれた方々の無念、残された方々の言葉では言い尽くせないほどの悲しみと苦しみ、そして沖縄が負った癒えることのない深い傷を、今を生きる私たちは、深く心に刻み、決して忘れてはなりません。

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