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「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から77年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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「みるく世を創るのはわたし達だ」 自ら歩み、編んだ平和の詩

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沖縄全戦没者追悼式で、「平和の詩」を朗読する宮古島市立西辺中の上原美春さん=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2021年6月23日午後0時32分、喜屋武真之介撮影
沖縄全戦没者追悼式で、「平和の詩」を朗読する宮古島市立西辺中の上原美春さん=沖縄県糸満市の平和祈念公園で2021年6月23日午後0時32分、喜屋武真之介撮影

 「私たちは忘れないこと あの日の出来事を伝え続けること 繰り返さないこと 命の限り生きること 決意の歌を 歌いたい」

 沖縄県糸満市の平和祈念公園で23日営まれた沖縄全戦没者追悼式で、宮古島市立西辺(にしべ)中学校2年の上原美春さん(13)が自作の平和の詩「みるく世(ゆ)の謳(うた)」を朗読した。めいの誕生をきっかけに、当たり前の日常が奪われた76年前の沖縄戦に思いをはせ、「あの時代を忘れずに、未来に伝え、つなぐことが今を生きる私の役目」と詩を作った。

 県内の小中高校、特別支援学校の児童・生徒を対象に県平和祈念資料館が募った詩部門の作品1500点の中から選ばれた。上原さんの姉も高校3年生の時に2017年の「平和の詩」の朗読者に選ばれており、指導を受けて制作した。

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