「まつえワニの会」外来種カメ駆除に奮闘 遊覧船の船頭らで結成

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カメがかかったわなを引き上げる「まつえワニの会」メンバー=松江市東津田町で2021年6月17日午前9時18分、目野創撮影
カメがかかったわなを引き上げる「まつえワニの会」メンバー=松江市東津田町で2021年6月17日午前9時18分、目野創撮影

 松江城を囲む堀川を巡る堀川遊覧船の船頭らが市民団体「まつえワニの会」を結成し、松江市内の川や池で外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の駆除に取り組んでいる。代表の遠藤修一さん(74)は「生態系を守り『水の都松江』を子どもたちに伝えたい」と力を込める。【目野創】

 6月17日朝、松江市東津田町の馬橋川に、前日仕掛けたかごわなを他のメンバーと引き上げる遠藤さんの姿があった。大小20匹以上のカメがかかっており、その半分近くのアカミミガメを袋に入れ、クサガメは川に戻した。この日午前、遠藤さんたちは5カ所のわなを引き上げ、アカミミガメ計27匹を捕獲。市に引き渡した。20センチ超の大型の個体も複数あった。

 カメの生態に詳しい公益財団法人ホシザキグリーン財団(島根県出雲市)の寺岡誠二さん(49)によると、在来種のイシガメが年に卵を5~8個ほど産むのに対し、繁殖力が強いアカミミガメは、十数個の卵を複数回産む。シジミなど貴重な水産資源を食べることも分かっている。放置すると生態系に悪影響をもたらすといい、「継続的に駆除する必要がある。行政が本腰を入れないといけない問題だ」と警鐘を鳴らす。

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