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金峯山寺(吉野町) 役行者開いた蔵王堂 /奈良

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 <蛙飛び行事世界遺産の金峯山寺>

 吉野山では、毎年7月7日に修験道(しゅげんどう)の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)(役小角(えんのおづぬ))が開いた金峯山寺蔵王堂(国宝)で、蛙飛び行事が行われます。蛙飛びは、同寺の行事の「蓮華会(れんげえ)」の中で行われるものです。

 蓮華会は役小角が産湯を使ったとされる大和高田市奧田の蓮池で摘み取った蓮の花を金峯山の神仏に供える法会です。

 当日、弁天池で摘み取られた108本の蓮華は、蔵王堂本尊に供えられ法要が営まれます。この後、着ぐるみの大青ガエルが登場し、蛙飛びが行われるのです。このカエル、元は神仏を侮る高慢な男が大タカにより断崖の上に置き去られ、身動きできずにいたところを金峯山寺の高僧が法力で男をカエルに変えて蔵王堂に連れ帰り、一山をあげて法会を営んで人間の姿に戻した、という伝承に基づいて執り行われるものです。

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